～　ロンドンのお薦め定食屋　～

ピムリコ
Pimlico
REGENCY　CAFE





ロンドンの食事処でほぼ必ずと言ってよいほど
名前が挙がる、名物定食屋

「REGENCY　CAFE」




その最寄駅が何と！
いつもお世話になっているミセス・ハリガン宅と同じ、
Pimlico駅



ミセス・ハリガン宅から見える対岸の旧バタシー発電所
Pimlicoの一つの見所でしたが、
開発のため取り壊しが進んでいます


ただ、そうは言っても
ちょうど駅を真ん中にして反対方向の場所にあり、
なかなか足を延ばすチャンスがありませんでした・・

今回はミセス・ハリガン宅へ向かったのが
夜行明けの日

Victoriaコーチ・ステーションから向かい
チェックインして
ちょっとのんびりさせてもらってから
早めのランチに出かけられたことで
長年行ってみたかった
人気の定食屋さんへ行くことができました






ミセス・ハリガン宅から徒歩で20分くらい、
Pimlico駅からは10分程でしょうか？

地元で働く人々のがっつり系



Full English Breakfarst　公式サイトより



美味しい！活気あり！メニューの多さ！
ロンドンらしい？！

そして何よりもリーズナブル！！




テート・ギャラリーやミセス・ハリガン宅御滞在、
はたまたウェストミンスター寺院からも歩ける、とのこと・・
(こちらのご紹介は今回ミセス・ハリガン宅裏手から、
ご容赦くださいね）

是非昔ながらの定食屋さん、
きっと元気の出ること請け合いです！

　～　リージェンシー・カフェ　～

：：　Regency Cafe　：：



REGENCY CAFE



ミセス・ハリガンの家で初めて滞在した時から
もう20年近くの時間が過ぎています

その間家の前から24番バス、という
非常に便利な交通手段があるので
正直ご近所で食事、と言えば
お隣のパブ「The King William Ⅳ」だけでした





The King William Ⅳ
タイ料理とイングリッシュ料理がいただけます


大抵は家に戻る前に町中で食事をしたり
お隣でタイ料理をぱくついたり・・が殆どでしたので
Pimlico駅周辺での食事は無いに等しいくらいでした・・

しかし、“何時か行ってみよう！”と思いながら
実行に移せなかった、
ご近所なのに未知の部分が恥ずかしながらありました



そんなこともあり
今回ミセス・ハリガン宅の裏手から
今まで通ったことのない通りから
評判の定食屋さんまで歩いてみることにしました


ミセス・ハリガン宅の2階裏手の部屋からの眺め




《 Regency Cafe 》

先ずはミセス・ハリガン宅の裏手（本来は玄関）から
バス通りで様々なお店も並び、
最寄地下鉄駅Pimlicoへ向かう
Lupus　St.,までは出ることにします



この通り沿いには郵便局や深夜まで開いているTESCOなどの
ショップがあります



玄関を背にして見ると
実はそのまままっすぐに進む、ということを念頭において
小道を進んでいくとわかりやすいかもしれません



ミセス・ハリガン宅の玄関（裏手）
テームズ河の反対側に玄関があります
2階、3階のこちら側のお部屋はバックヤードと呼んでいます



しかし、この玄関側からのご近所は
このような日本ではマンションというか、
団地、というか・・
似たような建物がアトランダムに並んでいます



　　
裏手のご近所はこのような建物が並んでいて
その間に小道がくねくねあります



道順は幾つか方法があり、
現在私がよく使っている道をご案内いたします





先ずは玄関を背にして横に小道が通っています

それを右方向へ進み
左手に曲がる小道に入ります

その小道をそのまま進むと突き当たりに壁が見えて
その壁の向こうは
St.Gabral's　School


St. Gabrel's Primary School
この小学校はミセス・ハリガン宅バックヤードの部屋から望むことができます



小学校の壁沿いを右方向へ進み
最初にある左へ曲がる小道を進みます

突き当たりはアパートの様な建物になりますが、
よく見るとその建物を突っ切るような通路が見えます

　


このままこのERSKINE HOUSEの通路を進みます
するとスクエア（広場）に出ます



アパートの通路を通り抜けるとある広場


このスクエアを突っ切って
そのまま進むとバス通りのLupus　Streetへ



この階段を上るとLupus　Streetへ出ます


上記ミセス・ハリガン宅からの経路はざっと下記MAPの①にあたります


この界隈全てを「CHURCHILL GARDENS」になります
★はFish&Chips屋さん　★はPimlico子供図書館



Lupus Street（ルプス通り）は24番バスが走っているバス通りです

この通りは
Victoria Coach Station（ヴィクトリア・コーチ・ステーション）へ行くH10バス、
V&Aミュージアムへも続く38番バスも通る通りなので
この2路線は覚えておくと便利に使えます





①経路でLupus通りに出た時は
右手に見えるショップがFish&Chips屋さん


Lupus　Streetへ出たところ


②の経路で進んだ場合
Lupus通りに出た時は「Pimlico child library」になります

①でも②の経路でもLupus　Streetに出られるので
どちらでも大丈夫です


そして、この通りをPimlico駅方向へと進みます




Lupus　Street沿いには
以前ご紹介したイタリアン・デリ「DELIZIE　D'ITALIA」があります

更に通りを駅に向かって進むと
コインランドリーから花屋さんと続きます


数年前に出来た花屋さん



そして、通り沿いに目立つ緑の日除けのレストラン
「GOYA」があります


緑の日差しと白い壁はとても綺麗で
通りの席はいつも人で一杯です


時折Pimlico駅からの帰宅に
GOYAの店内が人で一杯なのが見えて、
このレストランも1度行ってみたいな～と常々思っていました

この「GOYA」のところを左に入ると
Y字のような2つの分かれ道になります

これを右側の通りMorton Street（モートンストリート）へ進みます

この通りにもピザ・エキスプレスやPimlico Tandori、
ちょっと洒落たサロンやブティックが
立ち並んでいます



Morton Street沿いのショップ


そして、ここも次回行ってみたい！！と思ったのは
この四つ角にあったデリ


Morton　StreetとMorton Placeの角のデリカテッセン
「Khallouk＆Taylor」


店内はテーブル席があり
お客さんも入っていたのでオープン・カフェだと思ったら
デリカテッセンでした

夜遅くまで開店していそうなので
次回のお楽しみです


このデリを過ぎて更に進むと
横に走る大通りにあたります

この大通りは24番バス通りになるBELGRAVE ROADです
白亜の建物が続き、
ヴィクトリア駅近辺のホテル街としても有名です


　　
左は突き当たりジョージスクエアでPimlico駅バス停留場、
（ミセス・ハリガン宅へ行く際にご紹介しているバス停）
右はVictoria駅方向のBELGRAVE Rd.,
ホテルが立ち並びます


この通りを渡り、更にまっすぐ進むと
再び大きな通りが横に走ります


　
横に伸びるこの大通りTACHBROOK　Streetを右に進むと
Pimlico駅にぶつかります


このTachbrook Streetも駅周辺ということで
パブやレストランが立ち並んでいます

この通りも同じく渡り、
Morton Streetをそのまま進みます

すると今までの通りとはちょっと違った
静かな小道になりました


左側は煉瓦が続く其の奥の建物は
故ダイアナ元妃が独身時代にお勤めしていらした、と言われた幼稚園
Pimlico　Nursery



Pimlico Nursery


重厚な煉瓦作りの歴史ある建物で
この一角だけとても静かな場所になっていました




このMorton　Streetは次ぎの横に走る大きな通り
VAUXHALL ROADで終わります

通りの最後にこんな銅像がありました

しかし、通りに向かった女性の足元に男性が座っていたので
後ろ側からしか写真が写せなくて・・残念・・


すらっとした女性の像
もっと近くで見たかったが、足元に男性が座っていて・・残念・・


と、いうことでこの女性像は諦めて
この大通りVxuxhall Rd.,を渡り、
今度はCHAPTER Streetという名前の通りになります



この通りをそのまま進むと
突き当たり、横に走る通りが目指すカフェのある
REGENCY　Streetです




Chapter St.,を突き当たる建物


この建物に沿った通りが
REGENCY Streetです




左へ折れて、この通りをまっすぐに進みます



緑の並木道が続きます


車の駐車も出来る静かなオフィス街にも住宅街にも見える通りです



すっきりと晴れた空にフラワーボールが映えます


この通りの横を走る通り、
VINCENT Streetを渡り進み
次ぎの横に走るPAGE　Streetとの角が目指す
REGENCY　CAFE



Regency StreetとPage Streetの角


黒い枠取りと白抜きの文字
赤いチェックのカーテンは今まで写真で見てきた外観です

ここまでこの通り沿いでは
人とすれ違わなかったのですが、
ここに来て一気に通行人が多くなったようにも感じました

通りの角の入り口から店内へ！

まだ12時前だったと思いますが、
人でぎっしり！！

空いているテーブル席があるか、どうか解りませんが、
すでに人の列が出ていましたから
其の最後に並びました


男性客が圧倒的に多い
でも、女性客も一人のお客もいました


列が進むに連れて
壁のメニューが見えてきます



黒板に書かれた手書きメニュー


其のメニューを見ながら、
列の先を見ていると
お客さん達はレジで自分の希望するメニューを伝え、
そこでお金を払う

そして、レジのおばちゃんは
お客のメニューを書き込み、裏の厨房へ渡し、
お客からお金をもらう

裏の厨房から次々に上がってくるお皿を
大声で店内に叫び、
その呼ばれたメニューに該当するお客が店内のテーブル席から取りに行く


- REGENCY Cafeの過ごし方 -

と、いう訳で私もレジ近くになって
前の人達が頼んだメニューの一皿が次々に厨房から出されていくのを見て
もうメニューから選ぶことも出来ず
（何しろ、迷ってしまうくらいの量があるので・・・）

出てきたお皿を見て
食べたいものをレジのおばちゃんに伝えました

・・実際にその時メニューにあるか、どうかよりも
出てきたお皿のものが美味しそうだったので・・・

“チキン＆チップス、ジンジャービア”

おばちゃんは「あいよっ！￡5.85！」

ぽーん！と渡されたのが
久しぶり、今回初めてのジンジャー・ビアとグラス


Beerにあらず・・

そして、テーブルを片付けていたスタッフさんが
手招きしてくれた席へ落ち着きます



暑い日は冷えたジンジャー・ビアは食事に合います


一人でも4人掛けテーブルへ案内してくれたので
ほっとできました
（店内は二人用テーブルもあるのですが、
その時に空いた席を案内してくれるようです）

座れたことでちょっと周りのテーブルを見渡すと
本当に多くの種類がメニューにはあり、
生野菜（その時知った・・）付きのオムレツだったり、
日替わりのその日の定食や
パスタ類

勿論、フルイングリッシュ・ブレックファーストは1日中食べられる

男性陣はそのメニューが多かった・・

但し、呼ばれるメニューから察するに
定番コースにポテトをつけたり、
スクランブルエッグだったり・・・と多種起用あり

呼ばれるまで待っている間に
メニューを見てみると・・

【日変わり】

	月）	BRAISEDステーキ（フライパンでゆっくりと焼いたステーキ？）
	火）	シェパードパイ（ひき肉とマッシュポテトのパイ）
	水）	週変わりのカレー
	木）	フレッシュ・ロースト（肉は週変わりで変わり、この日はポークでした）
	金）	フレッシュ・フィッシュ＆チップス又はマッシュピー（魚はタラ、ひらめなど）

各￡6.20也

この料金は今のロンドンではリーズナブルです！

そして、パスタ5種類　全て同じ￡5.10
付け合せのチップスが￡1.65は本当に安い！

メニューは再現なく様々な種類があり、
全部読みきれないうちに
私のオーダーが呼ばれました


骨付きチキンにチップス
レジ横には山盛りカットレモンがあり、
お好みで・・


このメニューは通常フィッシュ＆チップス屋さんでもあるので
何時でも食べられるのですが・・

皮の苦手な私はその揚げ具合が良し悪しを決めるので、
結構オーダーしそうでしないもの


でも、厨房から聞こえる油の音が良かったので
注文してみました！

正解！！

皮がパリッッッパッリ！



中のお肉はほっくり、とした
湯気が立つ身に嬉しくなりました

そこにレモンを絞ると爽やかな風味と
香りが沸き立ちます

テーブルにはケチャップやお塩、ビネガー、ウスターソースがあるので
チップスも味に飽きたら
バリエーションが広がります

ジンジャー・ビアもちょっぴり甘めの味が
たっぷりとかけたビネガーのチップスを合います！



次々とレジの列は続きます


店内を見渡すと壁にはレトロな写真は飾られて、
きっと古きよきロンドンの定食屋さんって
こんな空気を感じさせるんだろうな～と思いました


チキンをほおばりながら見渡すと
またお隣のテーブル席が空きました

これからレジに行こうとする
お客さんがメニューを読み込んでいます

すでに次ぎに来られる日を考えていました

ただ・・すでに帰国の日が目前と迫り
日曜日もはさんでいたので
今回はこの1回限りしか行くことが出来ませんでした・・




この旅の心残りです・・



Page　Streetか見たカフェ


すっかりと次ぎへの楽しみを沢山抱えながら
再び午後のスケジュールをこなすために
このPage　Streetを進み、
バスを乗り込みテート・モダンへ向かいました

そのままRegency Streetをまっすぐ進み
幾つか通りの名前は変わりますが
道なりに進んでいるとウェストミンスター寺院へと続く
Victoria Streetへ出ます

ここから右手方向へウェストミンスター寺院へ向かうか、
Victoria　Streetを渡り、
ジェームズ・パーク駅へ出るか・・・

1番の最寄駅はPimlico駅もしくは
このSt.James's Park駅のいずれかになり、
どちらも徒歩10分くらいになります





ミセス・ハリガン宅からテームズ河沿いを徒歩でテートまで向かい、
たっぷりと印象派に浸ったら
その足でRegency Cafでランチ





腹ごなしにセント・ジェームズパークを散策

バッキンガム宮殿前まで歩き、
グリーン・パークを抜けてピカデリーへ・・・


頭の中ですでに次回の旅で
どんな1日を過ごすか、が渦巻いている自分が居ます

是非、この古き良きロンドンの定食屋さんへ
足を延ばしてみてはいかがでしょうか？












旅のお食事はとても重要だと思います

出来るだけ美味しい場所を御案内できたら、と思います

どうぞ、このページに関するお問い合わせやご意見をお待ち申し上げております







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